KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 劇場にて完走しました

3月にⅠ章を見て以来ご無沙汰だったキンプリスッスッスについて、昨夜Ⅱ章を、今日の午前中にⅢ章とⅣ章を見たことによって無事完走となりました。

Ⅳ章を見た直後のツイートがこちら。

死ぬかと思いました。というかⅣ章が重すぎた。よかった。



Ⅳ章まで見た今、この一連の作品を思い返した時に僕は「キャラの感情に多かれ少なかれ共感してる」という結論に行き着きました。作品を魅せる上では当たり前なのですが、最近感じる生きづらさのようなものが詰め込まれているようでそのことを強く意識させられました。

正しい受け取り方ができているかわかりませんが、
ユキ様の理想との差や劣等感も
タイガの憧れにきちんと向き合う難しさも
カケルの他人への不信感や愛を伝える難しさも
ジョージのコンプレックスを克服して高みを目指し続ける厳しさも
ミナトの自分の居場所について悩むことも
レオくんの自分らしさを貫く大変さも
ユウくんの誰も自分を気にかけないんじゃないかという不安も
アレクの強さに憧れる心も
ルヰくんの愛を捨てられない気持ちも
シンの傷つけてしまった相手へ膨れ上がる罪悪感も

みんな僕の短い人生の中で少しずつ味わってきたものと共通するところがあって、その時の感情をリアルに思い出すものもありました。


いいことばかりでない気持ちを抱えつつも、エーデルローズの7人は「受け入れ、励まし、支える」と歌いました。これぞ愛、そして誓いです。


この時の誓いを守れるかわかりませんが(というか通常の上映だったので声出せてないし感情グチャグチャになりすぎて心が追いつかなくてそもそもちゃんと誓えてないけど)、まずは明日、GW10連休明けになってしまったその日を懸命に生きたいと思います。



いつか世界がプリズムのきらめきで優しく包まれる日を夢見て…

キンプリスッスッスⅡ章を見ました

KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 劇場編集版 第Ⅱ章カケル×ジョージ×ミナト を見ました。

何故このタイミングで見られたかというと、僕が住んでいる地域の最寄り映画館(浜松の駅前)はキンプリに関しては政令指定都市のくせして最速公開から遅れること6週間で上映というだらしのない有り様だったためですが、最速地域で入れ替わり直前にⅠ章を見て以来今まで御無沙汰だっただらしのない僕にはピッタリという皮肉なものでした。ありがたいことです。



見に行くにあたって映画館HPの上映情報を見ていたら作品名に追加された「タイガ&カズキ生誕祭」の文字が。
特に気にせず見に行きましたが5月4日がタイガ、5月5日がカズキの誕生日なんですって。いま調べて知りました。そんなとこでもイチャイチャしやがって…。

特に気にせず見に行ったのですがそうも言ってられなくなりました。上映前のCMもそこそこに2人でボイスドラマをおっ始めました。
内容はよく覚えてないのですが、「カヅキ先輩そういうとこだぞ…」とか「好き(チャラチャラしやがって…)」とか心の中で呟きながら見てました。

(このブログを投稿するまでにⅢ章とⅣ章も見たので2人のイチャイチャは3回見ました)


以下、簡単な本編の要約と感想を述べます。



○第4話 カケル編
2話のユキ様編での高2組の絡みで「お、こいついい奴なのでは」と思って期待していましたがやはりただのボンボンではなかった。

幼少期での児玉さんとの思い出、成長して十王院グループ内で活躍して得られたであろう充実感、手のひらを返したように裏切り罠をかけてくる周囲の人間への不信感、そして祖父からの言葉。
児玉さんや祖父から人を想い愛をもって接することの大切さを受け取りつつも、会社の人間の裏切りによって愛を信じられなくなってしまった、まで言うと僕の考えに寄せすぎた解釈かもしれません。愛の大切さと難しさの間で揺れてる、くらいなら妥当でしょうか。そんなカケルくん。

そんな経緯で愛に満ちたプリズムショーの世界の門を叩き、自身のプリズムショー後には「愛、少しは伝わったかな」といったことを呟くカケルくん。推せる。

これだけしっかりした内容がありつつプリズムショー自体はジュリ扇みたいなのをフリフリしたり衣装替えしたりカケルノミクスしたり天然ガス湧いたり動物たちが踊り出したりというぶっ飛び方でずっと笑ってました。



○第5話 ジョージ編
あれだけおちゃらけた挙動だと裏に絶対いい話持ってるだろセンサーが反応してましたがやはり持っていた。

野心を持って自身を鍛え上げ、夢を持って田舎から飛び出てきたエピソード。使い古されてるけどよかった。
エィスくんなんなん!?完全に当て馬かよ!って思ってたらジョージも一緒に砕かれててワロタwwwワロタ……………ミヨちゃんお前最高だぜ………。

エィスくんとの合わせ技とはいえ4連続ジャンプ跳ぶところはジョージの能力の高さゆえか。いつか自分で歌って欲しい。

少年時代にはあれだけ法月仁に心酔していたのに現在はこっそり舌打ちしまくっていたのは印象的だった。それだけ仁が変わってしまったということなのでしょうか。
あと、ラーメン屋から出たあとに「くっだらねぇ」って言ってたのも記憶に残ってます。



○第6話 ミナト編
カケルとジョージは気になる要素あったけどミナトは完全にノーマークでした。結果的には完全に後ろから刺された形になった。

料理の腕や面倒見の良さでエーデルローズの面々や両親祖父母、弟・妹たちから好かれ慕われる一方で、周囲と比べた時のプリズムスタァとしての実力差に悩んだり実家を支えるべきかと考えたりしている。大人びた印象からは一転して年相応っぽい一面を見れました。

そんな時に父から投げかけられた「お前は父さんと母さんの子だからそんなに才能はないかもしれない、そこまで輝けないかもしれないが、周りの仲間が目指し帰る場所になる灯台にはきっとなれる、なって欲しいと思って『ミナト』と名付けた」というような言葉。

このへんがとても刺さりました。上を見れば果ては無いけれど、自分なりに輝ける場所、自分だけの居場所がある、というメッセージを感じました。


翼ちゃんかわいかったですね。潮くんとのあれこれがあるかは今後に期待です。
コウジのプリズムジャンプで出てきた静岡名物、せっかく静岡にいるので1つずつ食べにいきたいです。



見終わった後の深夜テンションで書き殴った挙げ句、最後の方はⅣ章まで見て意識が飛んでしまった状態で書いたためグチャグチャですがこんなところで。
気になってたキャラはもちろんそうでないキャラにも惹きつけられる素敵な作品でした。

映画「君の名前で僕を呼んで」を見て

映画「君の名前で僕を呼んで」という映画を見ました。

 

cmbyn-movie.jp

ツイッターでこの映画のことを知って、「なにこのタイトル!好き!」ってなったのが視聴するに至ったきっかけです。なんだかとっても詩的なものを感じました。

男性同士の恋愛を描いたものだということは調べてすぐにわかりましたが、オススメされたこともあり見てみようと映画館へ足を向けた先週の平日の夜。

だいぶ経ってしまったものの、なにかアウトプットしたい気持ちが残っていたので、ちょっと書いていこうと思います。

 

1983年夏の北イタリアを舞台に、現地に住む少年エリオとアメリカからやってきた青年オリヴァーが少しずつ惹かれあっていく、というお話でした。

情景がとても鮮やかで「来世は80年代のイタリアに生まれてぇ~」ってなりました。

 

主人公の少年とその友人、両親、そして異国からの来訪者…。それぞれの関係性が台詞やキャストの表情から滲み出ており、その中で「愛ってなんだろう」という問いに対する1つの答えを垣間見ることができたような気がする映画でした。

 

それと、先ほども述べた素敵なタイトルが作中で台詞で登場したりするシーンがあるのですが、タイトル・サブタイトル回収大好きオタクとしては「もうたまらん!」って感じでした。

 

題材が題材なので「みんな見て!!!」とは言いづらい作品ですが、僕としては学ぶところのある映画だったので、気になった人はためしに見てみてください。

 

 

 

特に好きだったシーンについて語っていきましょ~ということで、

「桃」のシーンがとても印象に残ってるのでお話します。

 

人間だれしも、とはいかないかもしれないけれど、それでも「自分のここは嫌い」みたいに思う人は少なくないのではないかと思います。物語のなかでどこか自信なさげに描かれていたエリオもきっと、件のシーンでは自己嫌悪にどっぷりだったでしょう。

それをオリヴァーは優しく受け止めていたように見えました。

 

「愛される」ということはすなわち「受け入れられること」「認められること」なのではないかなぁとこのシーンを通して感じました。

 

その後、書斎でエリオが父親と語るシーンにおいても、「同性愛」という社会から受け入れられにくいものについて、父はエリオとオリヴァーの関係性を、2人について大切なものとして認め、受け入れていました。そこには親から子への愛が確かに存在していたように思います。

 

視聴前にもあったかもしれない認識ですが、この映画を見たことによって1つの実感としてとらえることができました。映画に限らずですがいろんなものからこういう風な学びを得ていきたいです。

気が向いたらまたこんな形でぐだぐだと殴り書きしてみようかなと思います。